「仮想通貨 キャンペーン」で検索すると、ビットコインがもらえる、ポイントがもらえる、といった口座開設キャンペーンがたくさん見つかります。ところが、実際に申し込んでみると「エントリーを忘れていた」「入金額が足りなかった」「期限を過ぎていた」といった理由で特典を受け取れないケースが少なくありません。このサイトでは、国内取引所の紹介コードと仮想通貨の口座開設キャンペーンを、各社の公式ページや規約で確認し、受け取れる特典と、そのために必要な行動をセットで整理しています。
金額の大きさだけで選ぶと失敗しやすいのが暗号資産キャンペーンの特徴です。1,500円分のビットコインを本人確認だけで受け取れる紹介特典と、2万円以上の取引をしてはじめてもらえる2,000円分の特典では、手間もリスクもまったく違います。まずは仕組みを押さえてから、自分に合う取引所を選んでいきましょう。
紹介コードと口座開設キャンペーンの仕組み
国内取引所の特典は、大きく分けて二つの種類があります。一つは、すでに口座を持っている人が友達や家族を招待する「友達紹介プログラム」です。紹介する側が自分専用の紹介コード取引所が利用者ごとに発行する英数字の文字列やURL。登録時に使うと、紹介した人と紹介された人がひも付けられます。や紹介リンクを共有し、受け取った人がそこから登録すると、条件を満たした時点で両方に特典が付与されます。コインチェックやビットフライヤー、OKJ、ビットトレードがこの形式を採用しています。
もう一つは、紹介とは関係なく新規口座開設者すべてを対象にした「口座開設キャンペーン」です。bitbankの「はじめてのご入金プログラム」や、楽天ウォレットの楽天ポイントプログラムがこちらにあたります。誰かのコードは必要ありませんが、多くの場合はエントリーキャンペーンに参加する意思を取引所に伝える手続き。ログイン後のキャンペーンページでボタンを押す形式が多く、忘れると対象外になります。が必要で、エントリー前の入金や取引は対象外になることがあります。
ここで覚えておきたいのは、紹介コードはアカウントを作る瞬間にしか適用できないという点です。いったん通常の手順で登録してしまうと、後から紹介扱いに切り替えることは原則できません。逆に、口座開設キャンペーンは口座を作った後でもエントリーできる期間が設けられていることが多く、焦らず条件を読んでから参加できます。紹介特典とキャンペーンを両方受け取れる取引所もあるため、どちらが使えるのかを登録前に確認しておくと取りこぼしがありません。
主な国内取引所のキャンペーン・紹介特典を比較
各取引所のレビューで確認した内容をもとに、もらえる特典と受け取り条件を一覧にしました。数字は各社の公式情報に記載されているものだけを載せています。キャンペーンは入れ替わることがあるため、申し込む前に必ず公式ページで最新の条件を確かめてください。
| 取引所 | 紹介された人の特典 | 主な受け取り条件 | 付与の形 |
|---|---|---|---|
| コインチェック | 1,500円相当のBTC | 紹介経由で登録し口座開設を完了 | BTC |
| ビットフライヤー | 1,500円分のBTC | 登録から90日以内に本人確認・口座開設 | BTC |
| OKJ | 2,000円分のBTC | 登録から90日以内に合計2万円以上を約定 | BTC |
| ビットトレード | 最大2,000円相当のBTC | 30日以内に口座開設、追加分は販売所で累計5万円以上 | BTC |
| bitbank | 現金1,000円(入金プログラム) | エントリー後、当月末までに初回1万円以上を入金 | 日本円 |
| 楽天ウォレット | 楽天ポイント500ポイント | エントリーと新規口座申込、口座開設後に現物取引 | 楽天ポイント |
| SBI VCトレード | 現金1,000円 | 紹介コード入力月の翌月15日までに口座開設 | 日本円 |
| Binance Japan | 手数料報酬クーポン(内容は時期で変動) | 暗号資産の購入と取引(リワードハブで確認) | クーポン |
| GMOコイン | 常設の特典は記載なし | キャンペーンごとに異なる | 内容により異なる |
表を見るとわかるとおり、受け取りまでのハードルは取引所ごとに大きく異なります。ビットフライヤーとコインチェックは、紹介経由で口座開設を完了することが中心の条件で、入金額の条件は公式に記載されていません。はじめて仮想通貨に触れる人が、お金を動かす前に特典を受け取れる可能性があるのは大きな魅力です。
OKJの2,000円分は金額だけ見ると上位ですが、メールアドレス登録日から90日以内に取引所・販売所・積立の合計で2万円以上の約定が必要です。ビットトレードは口座開設で1,000円相当、販売所で累計5万円以上の約定でさらに1,000円相当という二段階の構成になっています。どちらも、もともとある程度の金額を買うつもりの人なら無理なく達成できますが、特典のためだけに取引するとスプレッドで特典以上のコストを払うこともあります。
bitbankと楽天ウォレットは紹介制度ではなく、新規の人全員が対象のプログラムです。bitbankは暗号資産ではなく日本円の現金1,000円で受け取れるため、価格変動を気にしなくてよいのが特徴です。楽天ウォレットは楽天ポイントで付与されるので、普段から楽天のサービスを使っている人には使い道に困りません。GMOコインは常設の口座開設特典や友達紹介を公式に掲げていませんが、入出金や暗号資産の送付が無料という手数料面の強みがあり、特典より運用コストを重視する人に向いています。
SBI VCトレードの紹介プログラムは、紹介された人に日本円の現金1,000円が付与され、入金や取引の条件は公式に記載されていません。ビットコインではなく現金で受け取れて、しかも口座開設の完了が中心の条件という点で、手軽さはトップクラスです。Binance Japanは期間限定の友達紹介キャンペーンを行うことがありますが、公開の招待ページに表示される報酬は取引手数料に使うクーポンで、そのまま出金できる現金ではありません。表示額の大きさに惑わされず、付与の形を確認してから判断しましょう。
また、BITPOINTのご紹介プログラムは新規申込の受付を終了しており、LINE BITMAXはサービス自体が終了しています。過去の情報のまま「紹介コードあり」と紹介しているサイトもあるので、終了済みのプログラムに時間を使わないよう注意してください。
金融庁に登録された取引所を選ぶ理由
国内で仮想通貨の売買や交換をサービスとして提供するには、資金決済法にもとづいて暗号資産交換業者暗号資産の売買・交換や、その媒介、利用者の資産の管理を業として行う事業者。日本では金融庁・財務局への登録が必要です。として登録を受ける必要があります。登録業者は、利用者から預かった資産を自社の資産と分けて管理すること(分別管理)や、本人確認の実施などが義務づけられており、金融庁のウェブサイトで登録業者の一覧を誰でも確認できます。
一方、SNSや広告では、日本語のサイトを用意した海外取引所が高額のボーナスを宣伝していることがあります。日本居住者向けに無登録で営業している業者には、金融庁が警告を出している例もあります。無登録業者を使うと、出金が止まった、アカウントが凍結された、といったトラブルが起きても国内の制度で守られにくく、相談先も限られます。さらに、海外のボーナスは先物取引の証拠金としてしか使えず、そのものは出金できない形式が多いため、見た目の金額ほどの価値はありません。
このサイトの日本語ページでは、日本居住者が利用できる国内の取引所だけを取り上げています。特典の金額は海外の宣伝文句より控えめに見えるかもしれませんが、受け取ったビットコインや現金は自分の資産として扱えるものです。数千円の特典のために資産全体を危険にさらすのは割に合いません。
キャンペーンの受け取り条件の見方
キャンペーンページを読むときは、次の四つのポイントを順番に確認すると、条件の見落としを防げます。
1. 対象者の条件。 「新規口座開設者」の定義は取引所ごとに違います。bitbankはメールアドレス登録日から180日以内で入金履歴がない人、楽天ウォレットは楽天会員で楽天ウォレット口座を持っていない人が対象です。過去に口座を解約した人は対象外とする取引所もあるため、以前に登録したことがある場合は特に注意してください。
2. 期限。 「登録から90日以内」「エントリー日の当月末まで」「登録から30日以内」のように、条件ごとに期限が決まっています。本人確認の書類提出から審査完了までに時間がかかることもあるので、期限ぎりぎりではなく余裕を持って手続きを進めるのが安全です。
3. 達成条件。 本人確認の完了だけでよいのか、入金や約定注文が成立して売買が確定すること。注文を出しただけでは約定とはみなされません。が必要なのかを確認します。取引条件がある場合は、販売所・取引所・積立のどれが対象になるのかも重要です。ビットトレードの追加特典のように、販売所での約定に限定されているケースもあります。
4. 付与の時期と形。 特典がビットコインで付与されるのか、日本円やポイントで付与されるのか、いつ付与されるのかを確認します。bitbankのように、条件達成後にキャンペーンページで自分で受け取り操作をする必要があり、その受け取りにも期限がある場合もあります。付与を待っている間に口座を解約すると対象外になるのが一般的です。
販売所と取引所の違いを知って特典を目減りさせない
国内取引所の多くには、「販売所」と「取引所」という二つの買い方があります。販売所は取引所の運営会社が相手となって売買する形式で、操作がシンプルな反面、買値と売値の差であるスプレッド買うときの価格と売るときの価格の差。販売所では手数料無料と表示されていても、この差が実質的なコストになります。が実質的なコストになります。一方の取引所は、利用者どうしが板を通じて売買する形式で、手数料は比較的小さく、銘柄によっては指値注文で手数料を受け取れる場合もあります。
たとえばコインチェックの販売所では、手数料に相当する額が銘柄によって0.1〜5.0%と案内されています。bitbankでは取引所の多くの銘柄でメイカー板に新しい注文を置いて取引の流動性を提供する側。指値注文がこれにあたり、手数料が安く設定されることが多いです。手数料がマイナス0.02%、GMOコインではBTCの取引所でMaker手数料がマイナス0.01%です。マイナスの手数料とは、約定すると逆に手数料を受け取れるという意味です。
キャンペーンの取引条件を満たすために販売所で何万円も売買すると、スプレッドのほうが特典より大きくなることがあります。取引条件のある特典を狙うなら、対象に取引所が含まれているかを確かめ、含まれていれば取引所で注文するのが基本です。受け取ったビットコインを日本円に戻すときも同じで、販売所ではなく取引所で売るほうがコストを抑えられます。
特典の税金は受け取ったときから考える
キャンペーンや紹介で受け取ったビットコインやポイントは、原則として税金の対象になります。暗号資産の場合は、受け取った時点の時価が所得となり、一般には雑所得給与所得や事業所得などのどれにもあたらない所得の区分。暗号資産の売買益の多くもここに入り、給与などと合算して税率が決まります。として扱われます。その後に値上がりしてから売却すれば、受け取った時点の価格との差額が新たな所得になります。
金額が少額だから関係ないと考えがちですが、ほかの取引の利益と合算すると申告が必要になることもあります。受け取った日付、数量、そのときの日本円換算額を、取引所の履歴画面で確認できるうちに記録しておきましょう。具体的な計算方法や申告の考え方は、仮想通貨キャンペーンの税金のページで詳しく説明しています。
目的別のおすすめの選び方
どの取引所が向いているかは、仮想通貨をどう使いたいかで変わります。代表的なパターンごとに考え方をまとめました。
とにかく少ない手間で特典を受け取りたい人。 身近に利用者がいるなら、ビットフライヤーかコインチェックの紹介リンクから登録する方法がシンプルです。どちらも紹介された人に1,500円分(コインチェックは1,500円相当)のビットコインが付与され、公式に記載された条件は口座開設の完了が中心です。ビットフライヤーはアカウント作成から90日以内に本人確認を終える必要があり、コインチェックは本人確認に加えて税務上の届出まで終えた時点で口座開設完了となります。
ある程度まとまった金額を買う予定がある人。 すでに数万円分のビットコインを買うつもりなら、OKJやビットトレードの紹介特典が候補になります。OKJは合計2万円以上の約定で2,000円分、ビットトレードは口座開設と販売所での累計5万円以上の約定で最大2,000円相当です。もともとの購入予定を特典の条件に合わせるだけなので、余計な取引をせずに済みます。
価格変動のない形で受け取りたい人。 特典をビットコインではなく現金で受け取りたいなら、紹介コードを使えるSBI VCトレードか、入金プログラムのあるbitbank、普段から楽天ポイントを使っているなら楽天ウォレットが向いています。SBI VCトレードは紹介コード入力月の翌月15日までの口座開設で現金1,000円、bitbankは初回1万円以上の入金で現金1,000円、楽天ウォレットは口座開設と現物取引で楽天ポイント500ポイントです。bitbankと楽天ウォレットはエントリーが必要なので、入金や取引の前に手続きを済ませてください。
長く取引を続けたい人。 数千円の特典は一度きりですが、手数料や入出金コストは取引を続ける限りかかり続けます。頻繁に取引所で売買するなら、メイカー手数料がマイナスに設定されているbitbankやGMOコインのように、手数料体系で選ぶほうが長い目で見て有利です。複数の口座を持ち、特典は紹介で受け取り、普段の売買は手数料の安い取引所で行う、という使い分けも現実的です。
紹介する側になるときの注意点
自分が口座を開いた後は、今度は紹介する側として特典を受け取れる取引所もあります。コインチェックは紹介した人にも1,500円相当のビットコインが付与され、紹介人数は月間1,000人までです。ビットフライヤーは招待した人にも1,500円分のビットコインが付与され、招待人数の上限はありません。OKJは紹介した人にも2,000円分、ビットトレードは紹介1人につき1,500円相当のビットコインです。SBI VCトレードは紹介した人にも現金1,000円で、集計期間あたり最大10名までという上限があります。
ただし、自分で別のメールアドレスを使って二つ目のアカウントを作る、家族の名義を借りて登録させる、といった方法は各社の規約で禁止されています。発覚すると特典の取り消しだけでなく、アカウントの利用停止につながることもあります。紹介は、本当に仮想通貨を始めたい知人に対して、条件をきちんと説明したうえで行いましょう。
このサイトの調べ方
このサイトは、暗号資産の紹介プログラムとキャンペーンを比較する独立した情報サイトです。各取引所のレビューでは、公式の紹介ページ、ヘルプセンター、キャンペーン規約、手数料表を確認し、特典の額、受け取り条件、本人確認の要否、付与の形と時期を記録しています。公式に記載がない項目は「公式に記載なし」と明記し、推測で数字を補うことはしていません。
キャンペーンは予告なく内容が変わったり、早めに終了したりすることがあります。比較表やレビューは申し込み先を絞り込むための参考として使い、最終的な条件は必ず取引所の公式ページで確認してから手続きを進めてください。